４年２組の理科の学習におじゃました。単元は「とじこめられた空気や水」です。今日の実験は、注射器にとじこめた水をピストンで押したとき、手ごたえはどうなのかを実験で試してみることです。まずは、実験の準備として、注射器の筒に水だけをピストンでとじこめようとします。しかし、これがなかなか難しくて、どうしても空気が少し入ってしまいます。空気が入ってしまうと正確な実験ができないのがわかっているからでしょう。空気を取り除こうと一生懸命でした。準備ができて、先生の合図で、みんながピストンを押して水を押し縮めようとしました。でも、腕の力では少しも押すことはできません。だから、体重全体をかけて押しみるのですが、これでもびくともしません。この実験を通して、空気と水の違いを体感も伴って理解することができました。さて、この実験は私世代には懐かしい空気鉄砲や水鉄砲の仕組みを説明するものです。当時は何も考えずに面白がって遊んでいましたが、「なるほど、だから空気鉄砲はポンと大きな音を立ててとぶのか！」、「なるほど、だから水鉄砲はピストンを押した分だけ水がとぶのか！」と教える側になって改めて思います。教師になって、「なるほど！」と思うことがたくさんです。
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