今週の金曜日は終業式です。肌寒い日もあった4月から始まった1学期ですが、残り1週間となりました。今日は少し暑さがやわらぎ、いつもに比べると過ごしやすい1日でした。さて、今日の2校時、4年2組で研究授業が行われました。小数の大小を比較する方法について考える授業です。

 教科書の問題もありますが、子どもたちの「解いてみたい」という気持ちを高めようと、「フレッシュ251」と「山の里うどん」までの距離を比較する問題しました。子どもたちも知っている場所なので興味津々です。さて、整数の大小比較の方法は分かっています。問題は、小数であっても整数と同じように考えてよいのかということです。子どもたちは前に学習したことを生かそうと、位をそろえて数を比較する方法や小数を「0.001」のいくつ分(整数)で考えればいいのではないかという見通しをもちました。先生からも数直線を使えないかと提案があり、3つの方法で少数の大きさをくらべることにチャレンジしました。実は、ほぼ全員がどちらが大きいのかは分かっています。でも、算数科で大切にしたいことは、どうして大きいと言えるのかという考えの道筋を考えることです。また、既習の整数の大小比較と比べて考えるということです。子どもでなくても考えを言葉に置き換えることは難しいことですが、先生との対話の中で、小数のくらべ方について整理することができました。たくさんの先生が参観に来て子どもたちはとっても緊張しただろうと思いますがよく頑張っていました。4年生になっての成長を感じることもできました。

 子どもたちの頑張りに負けないように、放課後は職員で授業について考える研修会を行いました。子どもたちの力を伸ばすため、どのような授業が構成すればよいのか、教師の働きかけはどのように行うとよいのか…、授業は教科によっても違いますし、その単元(学習内容)でも違います。もちろん、子どもによっても違います。正しい唯一の授業はない中、これからも東っ子が大きく伸びるよう工夫し努力していきたいと思います。

 今年度の生活目標は「4つのあ」です。昨年までは「3つのあ」これに「ありがとう」の「あ」を加え、言葉遣いについても目標にしています。運営委員会が意識を高めてもらおうと準備した取組の結果が児童玄関に掲示していました。一つ一つ見てみると、各学級ごとにめあてをしっかりと立て、取り組んだことが分かります。さあ、残り4日も頑張りましょう。運営委員会のみなさん、ありがとう。