5年生でお口の教室が行われました。テーマは噛むこと。まず、咀嚼チェックガムで自分のかむ力がどれくらいあるのかを確かめました。このガム、かむ力によって色が変わるのです。そして、「ビスケット」と「豆イカ」を食べ比べます。飲み込めるようになるまで、何回かんだのかを調べました。「ビスケット」は食べなれているものの、「豆イカ」は小さいけど硬くて、なかなかかむのが大変だったようです。その結果、そのかむ回数の差は歴然としていました。たくさんかむと、唾液がたくさん出ます。唾液には、口の中を洗い流す「自浄作用」、細菌の繁殖を抑える「抗菌作用」、歯を修復する「再石灰化作用」があり、いいことづくめです。サザエさんの食卓の様子にもたくさんかむ秘密があることを教えてもらいました。まず、テレビがついていないこと→食べることに集中する、食事中にお茶などがないこと→水分の力を借りて飲み込むのではなく、咀嚼して飲み込むため などです。話を聞きながら、遠い昔、夕ご飯の時に父親から「お茶を飲むといっぱい食べられんやろ!お茶は最後にしなさい!」と言われていたことを思い出しました。食べさせる目的以外にも歯の健康にも役立っていたんだなと改めて勉強になりました。(親はそこまでは考えてなかったとは思いますが)自分自身を振り返ると、子どもにはそんなことは言っていないし、テレビもつきっぱなし…、反省です。今日は、かむ力が目に見えるガムや食べるものによってかむ回数が変わるということがとてもよく分る「お口の教室」でした。かむことは歯にとって、とても大切だということが分かりました。いつもですが、学校歯科医の先生のおかげです。他の学校ではなかなかここまで学校歯科医の先生にご指導いただくことはありません。本当にありがとうございます。

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