12月11日(木)、学校薬剤師の先生を講師にお招きし、第2学年を対象に薬物乱用防止教室を実施しました。今年度は「世界でひとりしかいない自分を守るために」をテーマに、薬物に関する正しい知識と、自分の身を守るための考え方について学びました。

 講話では、薬の正しい使い方や副作用、過剰摂取によるオーバードーズの危険性をはじめ、ゲートウェイドラッグの問題、薬物が脳や身体に与える悪影響、依存や耐性、フラッシュバック(再燃)などについて分かりやすく説明していただきました。また、大麻に関する誤った情報が広がっている現状を踏まえ、「まずは疑う目をもつこと」の重要性についても強調されました。

 さらに、「好奇心」「一回だけなら」「仲間はずれが怖い」など、薬物に手を出してしまう背景にも触れ、危険から身を守るためにどのような行動が必要かを考えるグループワークを行いました。生徒たちは、自分が大切にしたい人や好きなこと、将来の夢を振り返りながら、薬物に決して関わらないためのポイントについて真剣に意見を交わしました。

 また、断るための具体的な方法として、「きっぱり断る」「その場から離れる(広い方・明るい方・人がいる方へ移動する)」などの実践的なアドバイスもいただきました。困ったときは一人で抱え込まず、周囲の大人に相談することの大切さについても学びました。

 今回の学びを通して、生徒たちが自分自身を大切にし、薬物に決して近づかない強い意志をもつきっかけとなることを期待しています。

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